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一般社団法人キリスト教学校教育同盟 一般社団法人キリスト教学校教育同盟

新たな時代におけるキリスト教学校の使命と連帯-いのちの輝きと平和を求めて-

一般社団法人キリスト教学校教育同盟 Association of Christian Schools in Japan Since 1910

Assocition of Christian School in Japna Since 1910

キリスト教学校教育バックナンバー

図書案内

教員後継者養成プロジェクト委員会
教師を目指す君たちへ
-キリスト教学校は、今”あなた”を必要としています-

2007年4月10日・キリスト教学校教育同盟
A6判・91ページ

磯貝 曉成

 十年ほど前からキリスト教学校におけるキリスト者教員の数が減少している学校が増えてきており、キリスト教学校の存続にも関わる問題となっています。この傾向は特に地方のキリスト教学校に顕著に現れています。キリスト者教員を多数抱える学校にとってはこのことを共通の問題として考えることは難しいようです。しかし、地方の個々の学校は現実問題としてキリスト者教員を切に求めてきましたが、その個々の学校の努力にも限界がありました。

 事ここに至って、現状に悲鳴を上げるだけではなく、その悲鳴を結集し、キリスト者教員を自らの中から養成しようと、新たな創造の動きに転じる組織が、キリスト教学校教育同盟の常任理事会により承認されました。それが教員後継者養成プロジェクト委員会です。

 世に言うインターンシップ制度とも少し異なりますが、教育実習だけで教職に就くのではなく、その前にキリスト教学校を様々な形で体験し研修する機会を、教職を志す学生に提供したいと考えたのです。毎日の礼拝に出ることも然り、宗教行事、聖書の授業にも参加し、キリスト教学校を体験してみるのです。

 今回、そのさまざまな活動と並行して、教職をめざす学生に、一つの冊子を提供する運びとなりました。著者は、国際基督教大学で教職指導に携わる町田健一教授とキリスト者教員の養成に長年関わる玉川聖学院中等部・高等部の水口洋部長です。

 冊子は四月に発行されましたが、目次は次の通りです。

パートⅠ 教師として生きる(理念編)

1 教育の働きとは?

2 現代における教育の課題

3 キリスト教学校の果たすべき役割   

4 キリスト教学校教師の生きがいと喜び

5 キリスト教学校教師に求められる資質 

6 神の召しに応えて

パートⅡ 日本のキリスト教学校を知る(情報編)

1 私立学校とキリスト教学校

2 キリスト教学校の歴史

3 キリスト教学校の使命(ミッション)

4 キリスト教学校の教育

5 キリスト教学校教育同盟について

 この冊子は、キリスト教学校に採用された新任教師の方々にも読んでいただき、キリスト教学校をより深く理解していただければ幸いです。そしてその方々が教会に出席されることもお勧めしたいと思います。

 冊子を手にしてみようと思われる方や学校は、ぜひ同盟事務局に連絡してください。

〈教員後継者養成プロジェクト委員会委員長、関西学院初等部設置準備室〉

キリスト教学校教育 2007年5月号4面