キリスト教学校教育バックナンバー
関西地区
新人教師研修会に参加して
松山 大介
第一セッション ホールで分団に分かれ席に着き、「自分の宝物」を画用紙に描いた。それぞれが思い思いの絵を描き、自分とそのものの間にどのような関わりがあるのかを、画用紙の絵とともに紹介していく。各自の思い入れの高さのため、様々なエピソードが飛び出した。
第二セッション 各自が思う「プラス」の思い、「マイナス」の思いを一つ一つポストイットに記入、それを大まかなカテゴリに分けて模造紙に貼付けていく。分団ごとに細かな違いがあるものの、学校全体に関して、同僚に関して、また各自の内面的な問題等、多岐にわたる意見、問題が与えられた。
福田一先生(啓明学院)による発題 先生の十年間の歩みを軸に、ご自分の失敗談、経験談を包み隠さず話していただく事ができた。
また助言者の深谷昌一先生は、福田先生の発題をもとに、各自の自己研鑽の大切さ、また、まずは自分がどのように「成る」べきかを先に考える事を語ってくださり、新人教師を奨励していただいた。
第三セッション 前日の模造紙をもとに、分団ごとのフリーディスカッションを行う。前日はまとめにさほど時間がなかったため、改めて確認する事により色々な意見が出る様になる。発題する人は様々であったが、どの問題に対しても皆が共感を得る事が出来たのは事実だった。
第四セッション 分団でのフリーディスカッションをもとに、それぞれの討議内容を発表する。様々な意見が出たが、各自それぞれに共感を受けた部分、感銘を受けた部分があった様に思われる。
最後の研修会に対する感想のシェアリングでは、自分だけが悩んでいる訳ではないという安心感、またこれからの糧となる思いを各自が発言して、研修会は終了となった。
〈神戸女学院中学部・高等学部教諭〉
キリスト教学校教育 2006年12月号3面