キリスト教学校教育バックナンバー
第49回事務職員夏期学校に参加して
出会いに感謝
大倉 裕子
研修主題「キリスト教学校を共に担う」について講師の方々のお話を拝聴し、私はキリスト教学校の構成員であるということをこれまでで一番強く意識しました。キリスト教学校の構成員としての自覚が芽生えたという意味で、この研修であらためて私はキリスト教学校の職員としてのスタートラインに立てたのではないかと思います。
キリスト教学校の構成員として自らを省みたとき、次のような問いが浮かびました。「キリスト教学校を共に担うために、事務職員に何ができるのだろう」、「キリスト教学校を共に担うとは、どのようにすることなのだろう」、「キリスト者でなくても大丈夫なのだろうか」という問いです。しかし、これらの問いもグループ討議で出会ったキリスト教学校で働く方々の話を伺うことで晴れていきました。私が所属したグループの討議では建学の精神に立ち戻りつつ、どのような意識で日々の業務を果たし、生徒と接しているかが話されました。特に印象深いお話は生徒に優しく接するというお話です。優しくされた人は人に優しくしてあげられるでしょうから、社会にひとりでも多く優しい人を増やしたいという気持ちを込めて、生徒に接するというお話でした。
研修に参加して、私は遅まきながらキリスト教学校の構成員として自分を振り返ることができ、全国のキリスト教学校で働く方々と出会い、グループ討議でキリスト教学校について共に考える時間を共有できました。このような貴重な機会を提供くださった講師の方々、実行委員・関係者の方々、研修で出会った職員の皆様に深く感謝申し上げます。ありがとうございました。
今後も研修で学んだことを思い出しながら、キリスト教学校で自分の役割を果たして行きたいと思います。
〈明治学院高等学校経理〉
キリスト教学校教育 2005年10月号5面