キリスト教学校教育バックナンバー
加盟校学生・生徒・児童数
本年度は343,581名〈5.1現在〉
7年間で4千人減少
本同盟に加盟する学校法人数は現在一〇三、その設置する校数は、大学院39、大学55、短大20、専門学校8、高等学校94、中学校73、小学校28で計三一七校である。
また学生・生徒・児童数は本年五月一日現在で、三四三,五八一名である。
下に掲げた表で七年前の一九九八年の( )と比較してみると次の五つのことが上げられる。
1.法人数は九九から一〇三で四法人が新たに加盟した。
2.大学院・大学の増設と学生数の増である。
3.短期大学は校数、学生数とも半数以上減少した。これは大学への移行、吸収もあろうが、時代の流れでもあろう。
4.中学校・高等学校は加盟校増のため校数が増になったにもかかわらず、生徒数は減である。この表ではわからないが、地方の女子校の生徒数の減少は著しい。
5.小学校は加盟校数が増えたため児童数も多少増となっている。
以上の過去七年間の推移の特徴から、特に中高の一貫教育と女子教育について
考えさせられることがある。
過去において、中高の一貫教育と女子教育はキリスト教学校の特色でもあった。
しかし、地方においては中学の生徒数が極めて少なく、多くは高校からの入学であること。また、共学思考があり、長年男女別学であった学校で共学に移行した学校もある。
そうした現状をしっかりと見据えて、今年度の教研のテーマ「人をはぐくむキリスト教学校―建学の精神を共に担う―」を同盟傘下にある学校が共に重荷を担う連帯感を持ちたい。
キリスト教学校教育 2004年11月号1面