キリスト教学校教育バックナンバー
第48回事務職員夏期学校に参加して
共に深く考え
共に深く見つめ直す
高橋 秀行
十年一昔ならず、十七年振りに参加をさせていただいたものですから、スケジュールの内容の濃さ、参加者の年齢層が幅広くなったこと、転職なされて大学職員になられた方が多かったことに驚かされました。
参加する前は、「一度行っているから」、「業務が忙しいから」、「軽い引きこもりだから」、「同年代でまだ行ったことがない人がいるから」・・・いろいろと言い訳を出したのですが認めてもらえませんでした。
ただただ先輩の後を何も考えず付いて行ったこと、聖書・讃美歌は忘れてしまったのですが海水パンツだけは持って行ったこと(その時は、携帯品に水着と書いてあったもので・・・・)、夜のグループ討議は、よく覚えているのに、昼の部は、みんなでソフトボールをして楽しんだことしか覚えていないことを反省しながら、夢にも思わなかった二度目の参加を憂鬱な気持ちで七月を過ごしていたというのが偽ることの無い気持ちでした。
日々の業務に追われるなかで、ややもすると、「建学の精神」やキリスト教主義学校の構成員であることを忘れがちに成りそうなところを今回の参加によって掘り起こしていただき、まさに今年度のテーマである「キリスト教学校で共に働く」ということを参加した方々と共に深く考えさせられ、共に深く見詰め直すことが出来、共有することの時間がどれだけ素晴らしいものであり大切であるか、いまさらながら深く心に刻むことが出来ました。
最後に、事前に何度も打ち合わせをしていただき、参加者一人ひとりに行き届いた配慮をしていただいた実行委員会の方々、事務局の方々に心より感謝を申し上げます。
〈東北学院大学学務部学事課〉
キリスト教学校教育 2004年9月号7面