キリスト教学校教育バックナンバー
キリスト教学校教育同盟
全国広報委員会報告
坂田 雅雄
キリスト教学校教育同盟の全国広報委員会が去る10月13日、14日、愛知県犬山市で開催された。全国委員会は毎年一回開かれ、本誌の編集について、全国の委員が忌憚のない意見を出し合い、より良い内容の機関紙にすべく討議している。本年度も、広報誌について様々な角度から意見を出し合い検討した。
広報誌に関しての問題点も幾つか指摘された。
(1)文字が小さくて読みにくい
(2)各校で配布、回覧される範囲は?
(3)どのような記事が読まれているか
(4)カラー印刷に出来ないか
(5)タブロイド判でなく、A4判に出来ないか
行数・字数をかなり削減し、文字を大きくするなどの改善の努力をしている。しかし、総会記録などの記録記事も多く、どちらかと言うと内容が固く、読みにくいという印象を避けることが出来ない。カラーの紙面は現在年2回(12月号、1月号)に取り入れているが、全号をカラーにするには費用負担が非常に大きくなる。
紙面では従来大学、高校、中学に関する記事は多いが、小学校関係の記事が少ないとの指摘もあり、今後検討することとなった。
2001年11月号に掲載したように、「キリスト教学校教育」誌の目的は、
1、議事及び諸集会の記録の保持
同盟の機関紙として、総会・各種研究集会・地区活動などの記録を掲載。
2、キリスト教教育の基本理念の明確化
「主張」「聖書の言葉」「キリスト教Q&A」「書評」などの記事の掲載。
3、加盟校の相互理解並びに連携の強化
「加盟校動静」「卒業生との対談」「コラム」「アンケート」など。
と確認しているが、今後も紙面の充実をはかる努力をすることを申し合わせた。
また各校に参考となるアンケートとして、次のような項目もあげられたが、中には同盟理事会の判断が必要な内容も含まれている。
・各校のスクールモットー・共学問題・生徒の携帯電話の扱い・校外施設の問題
・留学生受入れと宿舎の問題・オープンキャンパス・不登校問題・教育基本法問題
過去10年間に本誌で扱ったアンケート内容は以下の通りである。
1994 | 4・6月号 | 各校の新年度計画 |
1995 | 3・4月号 | 阪神大震災被災8校被害・復旧対応状況報告 |
1995 | 3月号 | 関西地区中高校、被害状況?被害生徒受け入れ計画 |
1995 | 4・5・6月号 | 加盟大学・短大の阪神大震災でのボランティア活動 |
1996 | 4・5月号 | 各校の新年度計画 |
1997 | 1月号 | 阪神大震災被災8校にアンケート |
1997 | 12月号 | インターネットの利用状況 |
1998 | 1月号 | 同上 |
1999 | 98/12・1・2 | 「讃美歌21」について |
2000 | 4月号 | 学校礼拝(チャペル)は今どのように |
2001 | 4月号 | 大学礼拝は今どのように(大学・短大) |
2002 | 4月号 | 大学・短大のボランティア教育・活動は今どの様に行われているか |
2003 | 3月号 | クリスチャン・コードは今どうなっているか |
2003 | 4月号 | 中高のボランティア教育・活動は今どの様に行われているか |
本誌に対するご意見、ご要望、また特集記事やアンケート項目の希望など、ぜひお寄せいただき、より充実した内容の紙面にしたいと願っている。
〈教育同盟広報委員長、明治学院高校校長〉
キリスト教学校教育 2003年12月号4面