キリスト教学校教育バックナンバー
夏期研究集会アンケートより
1.主題
★昨年の会を受けて今年は「希望への教育」ということで、一貫性があり、流れがあって良かったように思う。
★教育現場にいる者にとって、「共に重荷を担う」ということは「教員同士共に」、「学生と共に」、「保護者と共に」ということに置き換えることができると考えられ、とてもわかりやすい主題だと思う。
★重荷を担うことが苦しみに終るのではなく、最終的には喜びとなることを確信することができるようなテーマであり、良かったと思う。
★テーマをもう少ししぼった方が、焦点が定まるのではないかと思った。はじめて来る人も、ベテランの先生方もおられるので、それぞれの立場や興味にあわせていくつかのテーマを決め、選べるから。
★このような研究集会を長年続けられたこと、そのことにまず大きな意義があると思う。現代社会の中で、真の「希望」を語り提示することの困難と課題の大きさをあらためて思った。いわゆるキリスト教学校で、そこに奉職するキリスト者教員と非キリスト者教員が共に認めることのできる〈原則〉を確認する試みを取り入れてみてはどうであろうか。
2.講演
★話がわかりやすく、理解を深めることができた。多くの困難がある中で、結局、「教育力」が希望ある展望を開くことを教えられた。
★研究集会の始めに、とてもわかりやすく話してくださったことで、ノンクリスチャンの私も分団での話し合いに参加しやすかったと思った。★「並んで歩む」という視点に共感を覚えた。
★清重先生の希望を見出すスタンスとその内容、特に明るい視点が参考となった。Accompanimentをキーワードに現場で取り組みたいと思う。
★「教育力が勝負」ということに、まさにその通りだと感じた。私たちは使命を持って教職についている。その私たちの教育力が希望への教育に直結しているように思う。
★キリスト者以外にも理解できるような内容は評価できるが、今の激しい競争時代の中で、キリスト教主義学校が、どのような点で評価されるのかについて、組織、システム、の問題として未来に訴えていくという視点が求められているのではないかと思う。これらの切り込みがもの足りなかった。
★存在しているだけで、意義のある公立校と違い、私学は存在価値を打ち出さねばならないとの言葉に改めて緊張感をもった。確かに生徒たちの荷は重いと知らされることの多い日々である。自分が生かされていることの喜びを語り合える同労者が与えられていることはキリスト教学校の強みだと思う。
3.礼拝
★礼拝にはじまり、礼拝に終るということで非常に良かったと思う。また今回のテーマ、礼拝の時間帯に合わせた話(ある意味で当たり前なのかもしれませんが)非常によかったと思う。
★具体的な話をしてくださったので、毎回、どのようなお話をしてくださるのか楽しみだった。
★少し長いかなと思う。学校礼拝と同じぐらいの時間でどうか(15分枠、説教は10分ぐらいで)
★話を聞くという点に重きがおかれた礼拝は初体験であり、大変興味深く関心が持てた。
★「共に重荷を担う」というテーマでお話をされた。礼拝の中でも考えることができた。ただ、一日中テーマについて考えるので、もう少し違うテーマで、やっていただければと思った。
★テーマに沿ったあらゆる角度からのメッセージを聞くことができてよかった。共に生きるとはぎりぎりのところでわかるものという言葉に深く共感した。★越川先生の体験を交えた分かりやすい説き明かしに魅せられた。清重先生のお話と共に「神対私」でなく「神対私たち」の視点の大切さに気づかされた。
4.全体会
★共にキリスト教学校が、今の問題(現実にある課題)に向かっていこうとすることがもっと周知徹底して議論すべきである。
★いろいろな議論が出たが、分団ごとのまとめの報告をして欲しかった。
★分団報告の形をとらず、ポイントをしぼって話し合うことができた。
★多くのこと、本質的なことを知り、新たにチャレンジして行こうという希望が与えられた。
5.親睦会
★森繁さんを迎えたことは、とてもすばらしかった。伝道には多様なやり方があることを知った。
★コンサート、プレゼントありの親睦会は初めての体験だった。
★森繁さんの歌に大変感銘を受けた。歌われている内容が非常にストレートでインパクトの強いものであった。クリスチャンとしての自分を再確認させられた。
★いわゆるお楽しみプログラムは不要と思う。
★笑いあり、感動ありでよかった。
キリスト教学校教育 2003年9月号4面